2009年5月2日土曜日

第4回 種子島カップ②(レース)



 午前6時に薩摩半島南端に位置する山川港沖を種子島西之表港へ向けて29艇がスタートしました。 スタート時には北から1ノット程度の追い風が吹いており風下へのスタート。他艇がジブ帆走からスピン帆走へチェンジする中、我が艇(サンスプラッシュ)はスタート30秒前にスタートライン手前100m地点でポート側にスピンネーカを上げスターボードタックで少し遅れてスタートを切りました。


 ポートタックの艇団は、佐多岬への最短ルートを一直線で取り。スターボードタックの我が艇は神瀬浮標(180deg)に向けスピンで帆走しました(過去2回の参加経験から)。神瀬浮標までのダウンウインドはボートスピードを維持でき。順調に走らせる事が出来ましたが佐多岬に近付くにつれ風が東へシフトしスピンネーカをダウンしジブセイルでの帆走に切り替えました。 

 種子島西之表港へのレグは完全なポートタックのクローズホールド(135deg)となりしかも・・・①風が北側へシフトするか②黒潮の影響を倍以上受けなければ・・・スターボードタックで種子島から離れなくては馬毛島北側海面をクリアすることは出来ません。結果としてコースを遠回りすることになってしまいました。 クローズホールドによるリーウェイが黒潮(1ノット程度?)を上回ることは他艇の判断からも予測できましたが、結果としてクローズホールドによる西海面へのリーウェイが黒潮による東流れを勝り、我が艇は馬毛島をクリア出来ない種子島南岸(150deg)のコースを取らざるを得ませんでした。風は徐々に東から南へシフトしていき15ノット~20ノット程度。2~3メートルのうねりが東から。ブローの中では完全にオーバーパワー。スキッパーもクルーも非常辛いセーリングとなりました。 限界風域でのクローズホールドセーリングは①早めにジブセイルチェンジするかジブリーダーを調整(下げ)しジブセイルのリーチを開く②バックステーを引きマストを倒しメインセイルにテンションをいれフラットにするとガイドされています。つまりオーバーヒールにより生じるウェザーヘルムを打ち消す為にティラーを引き続ける事により艇にブレーキをかけてしまう為、パワーを落とす事が必要とのこと。ファーリングジブの場合にはファーリングして小さくする。しかもセイルのリーチが短くなる事によりジブリーダーを前に変えてあげなければリーチが過度に開いてしまいデパワーの意味が無くなってしまうのでしょう。また今回レース途中でメインセイルをリーフしようと試みましたが、見事に失敗(練習しておくは必要があったのでしょう。安全にセーリングする為に。。)仕方なくフルセイルで全コースを走りきりました。

 馬毛島の南側に近づいてから急遽、馬毛島の南側を走るコースを選択し(参加艇中2艇)東南東に位置するゴール地点から吹く東南東の風に向かいスターボードタックのクローズホールドでゴールを目指しました。ゴールに近づくにつれ種子島を越えて吹いてくる東南東の風は変化に富み8回のタックを繰り返しようやくフィニッシュできました。 馬毛島の南側を走るコース選択は決断した時点の艇位置では良い判断だったと思います。 所要時間は07:44:24。同型の艇が06:56:56でゴールしていました。

 艇速が同じとして走行した距離が単純に10%以上は多かったのでしょうか。結果はAクラスでORC修正順位9位でした。(修正前10位)トップフィニッシュ艇は、Beneteau FIRST40.7 http://www.first407.com/ で06:09:31 凄まじい速さです。